2026年9月11日 | プレスリリース・イベントレポート
〜12年間のディスプレイ専業が生む垂直統合体制と、今後の日本市場戦略を発表〜
1. 創業12年の「ディスプレイ専業」がもたらす開発・製造の強み
体験会の冒頭では、INNOCN グローバルマーケティングマネジャーのジンウェイ・リウ(Xinwei Liu)が登壇し、ブランドの歩みと日本市場への注力方針を説明いたしました。
INNOCNは2014年の創業以来、一貫してディスプレイの研究・開発・製造のみを追求してきた専業メーカーです。グループ全体で約3,000名の従業員を擁し、そのうち500名以上が研究開発(R&D)エンジニアで構成されています。取得特許数は260件を超え、グループ年間売上高は500億円規模に達し、世界70カ国以上で製品を展開しています。
同社の最大の特徴は、中国国内4拠点・延べ33万平方メートルにおよぶ自社工場による「垂直統合型の一貫生産体制」にあります。製品企画・回路設計から、金型の内製化、SMT(表面実装)ライン、最終組み立てまでをすべて自社完結させることで、厳格な品質管理と迅速な製品化、そして高いコストパフォーマンスを両立しています。
日本市場においては、2021年の進出以来、Amazon公式ストアを中心にMini LEDモデルや高解像度ウルトラワイド製品の展開を進めてまいりました。今後は、国内正規代理店である株式会社リンクスインターナショナルとのパートナーシップをさらに強化し、従来のオンライン主軸から、大手家電量販店を中心とした実店舗での店頭展示・販売展開へとタッチポイントを拡大してまいります。
2. 注目製品:実務ニーズから生まれた世界初の49型平面Mini LED「E49M1R」
今回の体験会で最も多くの注目を集めたのが、アスペクト比32:9のスーパーウルトラワイドディスプレイ「E49M1R」です。
■「あえて曲面を排した」フラット設計の理由
49インチ級のスーパーウルトラワイド市場では没入感を重視した湾曲パネルが主流ですが、曲面特有の「直線が弓なりに歪んで見える」という特性は、設計や制作現場において長年の課題とされていました。
「E49M1R」は、CAD設計者、3Dモデラー、グラフィックデザイナー、さらには広大なスプレッドシートや複数の金融チャートを並列監視するビジネスユーザーからの「歪みのない、正確な直線で作業したい」という強い要望に応えて開発されたモデルです。横幅約121cmの作業領域を完全な平面(フラット)で維持することで、直線の視認精度と正確なグリッド配置を可能にしました。
【E49M1R 主な仕様と機能】
- パネル / 解像度: 49型 VA方式(3辺フレームレス)、デュアルQHD(5,120×1,440ドット / 32:9)。27型WQHDディスプレイ2台分をベゼルレスでシームレスに横並びにした作業領域を提供。
- Mini LEDバックライト: 1,760分割のローカルディミングゾーンを搭載。HDR 1000に対応し、黒浮きを抑えた引き締まった黒と高輝度ハイライトを両立(SDR標準450nit、コントラスト比3,000:1)。
- 色精度と環境適応: sRGB 100%、DCI-P3 95%、Adobe RGB 96%をカバーし、色差ΔE<2。周囲の明るさに合わせて輝度を自動調整する光センサーを内蔵。
- 応答性とマルチタスク支援: 165Hzリフレッシュレート、OD応答速度2ms(MPCS 2.0残像低減技術搭載)。2系統の入力を左右均等に表示するPBP、小窓表示のPIP機能を備え、2台のPC作業を1画面に集約可能。
- インターフェース / スタンド: HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4×2、USB 3.0ハブ、5W×2スピーカー内蔵。120mm昇降・チルト・スイベル対応のエルゴノミクススタンドを採用。
3. 会場展示された最新ラインナップ
体験会では「E49M1R」に加え、用途別に最適化された最新3モデルも同時に披露されました。
① 49Q1R(49型 曲面 QD-OLED ディスプレイ)
Samsung Display製量子ドット有機EL(QD-OLED)パネルを採用したフラッグシップ。曲率1800R、解像度5,120×1,440ドット、コントラスト比150万:1、応答速度0.03ms(GTG)、144Hz駆動に対応。最大90W給電対応のUSB Type-C、KVMスイッチ、ギガビット有線LANポート(RJ45)を搭載し、ノートPCとのケーブル1本接続によるデスク集約を実現します。
通常価格:199,999円(税込)GA32V1M MAX(32型 QD-MiniLED デュアルモードゲーミング)
Fast IPSパネルに2,304ゾーンのQD-MiniLEDを組み合わせたハイエンド機。映像美を楽しむ「4K / 160Hz」と、超高速駆動を優先する「フルHD / 320Hz」をOSDから即座に切り替えられるデュアルモード機能を搭載。パネル表面にはAR+ATW低反射コーティングを施し、Mini LED特有の黒浮きや室内の照明反射を大幅に抑制しています。
通常価格:119,800円(税込)③ CB32U1(32型 4K 120Hz クリエイター向けディスプレイ)
正確な色再現が求められる写真現像や映像編集ワークフローに特化した32型4K(3,840×2,160)IPSモデル。工場出荷時に全数個別キャリブレーションを実施し、色差ΔE<1の高精度を保証する校正レポートを同梱。DCI-P3 99%、Adobe RGB 99%の広色域、タイムラインの操作が滑らかな120Hz駆動に対応。高さ調整対応スタンドと90W Type-Cポートを標準装備しています。
通常価格:93,890円(税込)4. 「信頼できる友人」であり続ける──INNOCNが掲げる5つの原則
体験会の中で、INNOCN グローバルマーケティングマネージャーのXinwei LIU(シンウェイ・リウ)氏は、ブランドの根幹にあるものづくりへの姿勢と価値観について語りました。

(撮影・画像出典:Gadget Gate)
LIU氏は、INNOCNについて「細部まで妥協のないこだわりの上に築かれたモニターブランド」であると強調。単なるスペックの追求にとどまらず、ユーザーにとってどのような存在であるべきかについて次のように述べました。
「自分に合ったモニターを選びたい友人にとって、信頼できる友人であること」
INNOCNでは、ユーザー一人ひとりのニーズに寄り添うパートナーであり続けるため、開発から提供に至るすべての工程で以下の「5つの原則」を大切にしています。
- まず聞く: ユーザーやクリエイターの声・課題に真摯に耳を傾ける
- 誠実に設計する: 現場の実用性を第一に考え、妥協のない構造・機能をつくり込む
- ずっと伴走すること: 購入後も安心して使い続けられる長期的な信頼とサポート体制
- 体感できるスペック: カタログ上の数値だけでなく、実際の作業や映像体験で真価を実感できる性能
- 適正な価格をつける: 専業メーカーの自社一貫生産の強みを活かし、優れた技術を誰もが手の届く適正価格で届ける
今回の「E49M1R」におけるフラットパネル採用も、まさに「まず聞く」「誠実に設計する」という原則から生まれたものです。市場のトレンドにただ追従するのではなく、プロフェッショナルの現場が本当に求めている声に向き合うこと──これこそが専業メーカーであるINNOCNの原点です。
■ INNOCN(深圳市世紀創新顕示電子)について
INNOCN(イノセン)は、2014年に深センで設立されたディスプレイ専門メーカーです。自社研究開発センターおよび4つの製造拠点を保有し、ハイエンドMini LED、ウルトラワイド、カラーマネジメント対応4Kディスプレイなど、実用性と最新技術を融合させた製品を世界70カ国以上で提供しています。
- ・公式サイト: https://jp.innocn.com/
- ・Amazon公式ストア: INNOCN Amazon公式ストアを見る

